薄く笑う下弦の月にも似て
未だに周りには
薄明かりが伴う
昼と夜の空に狭間に
輝く一番星
もう使い古されて
動くことをやめてしまった
過去の幻影を映し出す
遊園地の
発車時刻を告げる
時計だけが
逆戻りして
時を刻みだす
人が溢れていた
あの頃の賑わいを
心の中に留めて
未だそこに
駅舎だけが立ちつくし
そんな子供たちの笑い声で溢れた
列車の到着を
見守ることもない
そんな想いを胸に抱きながら
日は未だ暮れず、
夜は未だ訪れない。
夕闇を待つひと時、
空は未だ青く
下には沈みゆく太陽の金色の光を湛えている
群青色の空に
笑みを浮かべる
三日月の横で
金星だけが
まるで笑窪のように光を放つ
そしてその光が
日の最期の輝きを
映し出す時、
夜は翳り、
鳥たちは巣に帰る
夜の帳が落ちかけた
澄み切った碧い
空の下で・・
過去の時計の音だけが鳴る
in our memories of DREAMLAND