2011年6月14日火曜日

A begining of my Adventure ~Alice in wonderland~

私はある日、ある世界の反対側、今いる所から一番遠く離れた場所の浜辺に立っていた。

遠く、ひとり立ちつくす。

”何”かがそこに私を引きよせたのだが、
わたしはそれが”何”であるかに気付いていた。

そしてなにか予感がした。
”何かが始まる”予感。

その日、彼は私の前を歩いていた。
子どもの時よく来た道だと彼は話す。
私にはまるで初めての場所。

なぜか”Change-変化-”はその時始まっていた・・

Goat Beachと呼ばれる、その国で一番美しいと言われる土地で。

私は去年そこに来たことを思い出していた。

突然”彼”は子供のようにはしゃぎ出した。
まるで大人なのに、まるで本物の子供のように。

そして私はそこに”恐るべき子供たち”の陰影を見た。・・

子どもしか持ち得ない、あの恐ろしくて、残虐で、奇妙な感じ。

こんな光景を見たのは初めてであった。

でもなにか”familiar ”な事柄も思いだしていた。

そうあの日、彼がSkypeで突然、豹変し、EVIL(悪)となり、わたしをなじり罵倒した時の空気を。
意味のわからないことで、相手が突如として自分の今まで見たことのない”別人”と変わる瞬間。

そしてそれが唯の予兆ではない事を、すでに私はその空気から感じ取っていた。

”ダム”を作って、森の奥から流れてきた水をビーチの上に”貯める”という作業。
子どもっぽ過ぎて、その上フィジカルでたまらない、と思っていた私だが、つき合う事にした。
しかしはっきりといって、私の方がうまくできた。
子どもの頃からやってきた、相手には少々気にくわなかったようだ・・・

そして我々は干潮時にしか渡れないというAwaloaという土地の前まで来ていた。
そこには私の以前から泊ることの夢見ていた、Lodgeがある。
しかし我々は時間もないので、その場所を遠目に見ながら引きかえした。

普段から山歩きなどをしている”彼”とわたしの体力の差はとてもある。

相手はどんどん私を引き離して行った・・・

そしてさっきの”競争”をしてビーチの前で、突然お腹の調子が悪くなった・・
彼は最初は気遣っていたが、どんどん私の前を引き離して歩いて行った・・
そしてどんどん、どんどんと、その姿は遠い森の小道の中に消えて行くのだ・・

そして私はあまり体調が悪い為、途中で休憩した。

そして我々が元来た道に辿り着いた時、
相手はすでに別人に豹変していた。

今まで見たことのない姿に。いやもしかするとそれが私の知らなかった”ほんとうの姿”なのかもしれない。

そのいくつかの前触れが重なり合い、現実の彼の中のモンスターを作り上げて行った・・

そして私はひとりでそのビーチに立っていた。

その日の朝までの嵐のような長雨は去り、太陽がやさしく照っていた。
地球の反対側の、本物の夏の始まりを告げるように・・・・

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