落ち葉はすり抜けて、私の手の中で砕け、
砂のように静かに音を立てて
地面に円錐形の軌跡を残す・・
それが「時間の過ぎ去った」証し・・
砂時計のように 一度合った軌跡を一瞬だけ形にとどめ、
そしてまた風に吹かれて消えていく・・
それが「想い出」と「時の流れ」
私の心に刻まれ残る部分と吹き去る部分・・
それのどこが違うのだろうか。
年を重ねるごとにその「引き出し」は多くなる
古くなればなるほど開けにくくはなるが、ふとした拍子に、古い物ほど空きやすい瞬間がある・・
「風」の音、「季節の」薫り・・
頬を撫でる空気とそれを感じる心・・
そんなふとした
「キーワード」がきっかけで躰を通じてビジョンが甦る。
「予期」していないほどに
「鮮明」に
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