2014年11月21日金曜日

落ち葉の砂時計

落ち葉はすり抜けて、私の手の中で砕け、

砂のように静かに音を立てて

地面に円錐形の軌跡を残す・・



それが「時間の過ぎ去った」証し・・ 

砂時計のように 一度合った軌跡を一瞬だけ形にとどめ、

そしてまた風に吹かれて消えていく・・



それが「想い出」と「時の流れ」

私の心に刻まれ残る部分と吹き去る部分・・


それのどこが違うのだろうか。


年を重ねるごとにその「引き出し」は多くなる


古くなればなるほど開けにくくはなるが、ふとした拍子に、古い物ほど空きやすい瞬間がある・・


「風」の音、「季節の」薫り・・

 頬を撫でる空気とそれを感じる心・・

そんなふとした

「キーワード」がきっかけで躰を通じてビジョンが甦る。



「予期」していないほどに

 「鮮明」に

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