2015年12月2日水曜日

Looking through the forest unseen

消えゆく心と、
ガラスに映る
自分の残像の姿を
交互に見る時。

森の中の
木々の隙間の中で
自分の存在の吐息が
呼吸する。

過去と現在を行き来できる
深い森の中で
迷い込んだ猟銃を持つ
狩人の姿をじっと
木陰から見つめている。

そしてその狩人は
見えない視線の存在の影に怯えて
息を呑んで驚いて
出て行くのだ。

「私達の森」から永遠に。

そうやって「森」は何千年も守られて来た。
そして、これからも・・

昼間でも薄明かりしか射さない
梟の啼く森で
その木漏れ日を浴びながら
静かに眠りにつく

もう狩人の残した
足音だけが静かに響き渡る森の中で



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