消えゆく心と、
ガラスに映る
自分の残像の姿を
交互に見る時。
森の中の
木々の隙間の中で
自分の存在の吐息が
呼吸する。
過去と現在を行き来できる
深い森の中で
迷い込んだ猟銃を持つ
狩人の姿をじっと
木陰から見つめている。
そしてその狩人は
見えない視線の存在の影に怯えて
息を呑んで驚いて
出て行くのだ。
「私達の森」から永遠に。
そうやって「森」は何千年も守られて来た。
そして、これからも・・
昼間でも薄明かりしか射さない
梟の啼く森で
その木漏れ日を浴びながら
静かに眠りにつく
もう狩人の残した
足音だけが静かに響き渡る森の中で
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