その日の「Nori君」は
「ふしぎ」な夢を見ていた・・
「アリス」と抱き合った、初めての日の夢・・
ふしぎなあったかい、しあわせな気分の中でNori君は
「ああ、アリスってこんなにやわらかくって
一見きゃしゃなのに、さわったらおはだが「ぷっくり」してるんだな・・」って
顔がにたにたしながら、
本当に「しあわせ」な気分に浸っていた・・
「ああ、こんな日がくるなんて夢にもおもってなかったよ・・」
アリスと出逢ってどのくらいの年月が経ったのであろう?
Nori君はアリスがある日自分の前からとつぜん姿を消してからずっと
胸の中で「苦しんでいた・・」
「どうして僕じゃダメだったんだろう?・・」って
「他の人」とつき合っても「わすれられない・・」
「アリス」みたいな子は「他には・・」いないから・・
「愛してるよ・・」と言ってやさしく
アリスの長いさらさらの髪の毛を愛撫して、
ピンク色の、ぷっくりとした唇に
はじめてちゃんと「キス」してみた・・
いつものことだから「アリス」に「イヤ」と言って
拒まれるのかと想ったんだけど・・
なんだか「ほんとうに・・」
しずかで、しあわせな気分だった・・
「ああ、こんなことのために
僕はずっと今まで
あんなに苦しんで
長い間、辛い思いをしてきたのか・・」と想うと、
なんだかそんなことがまるで「うそ」のように
「しぜん」に
うまくいった・・
アリスはずっと「やわらかい・・」
まるで初めて会った時のように
「よく笑うし」、Nori君を見て笑顔で無邪気に微笑みかけている。
「アリスはほんとうに可愛い子だな・・」
そうNori君が最初にアリスとしゃべって想った時と同じような
「アリス」がまだそこにいた・・
「僕たちはきっと、「うまくいくべき」なのに、「神様」に邪魔されてたんだ・・」
なんだかそんな気がした・・
「意地悪な神様」のために、ぼくはずっと苦しんできたんだと・・
アリスと抱き合うことがこんなに自然だったなんて・・
想わなかったよ・・なんて思いながら、
また「ふかく、眠りについた・・」
「朝が来るまで・・」
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