私は未だに
交差する時間の中で
なすすべもなく
なすすべもなく
繰り返し反転される
”砂時計”のなかで
彷徨っている・・
まるで
おわりなく
時間がまた
”逆戻り”するように
リバースされ
時には
同じ映像が
二重にも三重にも
四重にもみえ
そして
その”映像”が
くっきりと見えだす。
そして”時”と”時計の針”がピッタリとあって
「ボーン、ボーン」とまるで
柱時計のような音を立てて、
そこの
一度必ず”存在”した
時間の中でまた
私の中でその中にいて
その”映像”は
”繰り返”されるのだ・・
まるで”そこにあった”ことを
私に思い起こさせる為に。
「確実に」
”そこに”
”あった”ことを
知らせる為の
”胸”の
時計・・