2018年4月10日火曜日

Stormy bloom

桜の花びらが舞うごとに
締めつけられる想いがある

それはどこかに
置き去りにしてきた
「想い」

覘いてはいけなかった
パンドラの箱の中の世界にいた人たちは
今はどこで
何をどうしているのだろう

触れてはいけなかった心に
触れてしまい
その中から抜けられなかった人たちは
きっとそこに置き去りにさられ
忘れ去られていく

ことあるごとに思い出す
something left behind us

Layered rings on deep water

長く触れていなかった
想いが
心の奥底にある
その心の水面の上を
指先でそっと触れてみると
水の輪が何重にも
外に広がる

声を上げては
密封された小部屋の中で
自分の声が何重にも
反響する

そのだんだんと反響するたびに
小さくなる声を聞きながら
心の奥底の想いと共に
想い出すのだ
「私はどこから来たのか」を

そして
その深い水たまりの中で
溺れないように
私はまた声を上げる

そしてもう
耳を塞いでも反響していた
自分の声は徐々に小さくなって
段々と聞こえなくなっていく

終わりを告げる「鐘」が鳴る・・

「出口」が
見えてきた

2018年4月8日日曜日

Weathering heart

葬り去られたように
周りから取り残され,
切り取られた心は
どこへ行ったらいいの

そこらへんを徘徊して
ぐるぐると
同じところを回っている

行き場を無くした花ビラのように
風に舞いながら
残骸になっても
まだその気持ちを忘れられずに

Where am I going ?..

いつかは風化して
この世から
花ビラ(私)の存在もなくなる日が来る
それまで取っておこう
この気持ちを

終日(最期の日)まで。

Only the season goes ahead with my heart left behind..

死に絶えた冬の後に
光の春はやって来て
瞬く間に
惜しむ暇もなく
夏へと向かっている

そんな中で
冬の情景への
回帰を名残惜しむ心が
季節を逆行させる

私は春が来たら
桜の花ビラに彩られた棺桶の中で
永遠の眠りにつきたかったのだ

それがこの世の至福であると
感じた暗くて長い極寒の日々

そんな心を差し置いて
季節だけが
前に加速していく

私の心だけを置いて
季節だけが
急速に
前進して行っている

こんな風に
取り残された
心は
どこへ行ったらいいの

花ビラの残骸を

桜の花ビラの
残骸を
拾っては集めてみる

その下からは
スケルトンが現れる

その骨の隙間から
また緑の息吹が生まれる

死んだものの中から
また新しい命が生まれる

それは亡くなったものではなく
次に続いていく

あるものの死は踏み台となって
次に生きるものの
糧となっていくのだ

だから
死は
いつも、
終わりではない

巡り巡って
また春となる

いつかはまた
誰かが
芽生える日が来るのだ

花の季節の終わりに。