2018年4月8日日曜日

花ビラの残骸を

桜の花ビラの
残骸を
拾っては集めてみる

その下からは
スケルトンが現れる

その骨の隙間から
また緑の息吹が生まれる

死んだものの中から
また新しい命が生まれる

それは亡くなったものではなく
次に続いていく

あるものの死は踏み台となって
次に生きるものの
糧となっていくのだ

だから
死は
いつも、
終わりではない

巡り巡って
また春となる

いつかはまた
誰かが
芽生える日が来るのだ

花の季節の終わりに。

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