2019年2月9日土曜日

" Released from my burden " interpretation

重りから解放された躰は、

宙に舞う。


そして、

地面に辿り着くまで

半分気を失ったようだ。


まるでそれは、

やわらかく

軽く小さな

鳩の表皮からでる羽毛が

風に揺られ、

それとともに、

中身を失った、

皮だけになったその鳩の躰が

右へ左へと

車が通る度に吹く

風に吹かれて、廻る度に

違う方向へと折りたたまれていくようだ。


そしてその

風に吹かれる度に

その羽毛は宙に舞い

失われて行く。

そして、

春の始まりの空気の中へと

飛び立っていく。


それは冬の終わりと

春の始まりの狭間の空間。


その重りの詰まった躰の

私はもうここにいないのかと

想像する。。

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