2013年5月31日金曜日

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidoscope No.2 ~ Sleeping pill is a pain killer..~

その日のNoriはいつもより遅くに病院にやって来ていた。
一度家に帰ったけど、また今度は母親がヒステリーに泣いていて、”もう離婚するから!”とわめいていたので、その母親の代わりのお使いを頼まれて、ちょっと悲しい想いでお買い物をする前にちょっとまたアリスやGOLDの顔を見に行こうとやって来たのだ・・

そしたら、アリスたちの病室の扉が少し半開きになって開いていた。
「え、なんだろう?」と想ったら、その向う側にGOLDが、ぼ~・・っとアリスのベッドの方を見ながら立っているのが見えた・・

ふしぎに想ったNoriが近づいてみると、その先には、アリスが、その半目で茫然と半分意識がなくなってしまったGOLDのに向かって、”助けて・・”と小さな動かなくなった手を必死で伸ばそうとして、か細い声で助けを求めているのだった・・ GOLDはそんなアリスの様子にも無言でもう押したら倒れそうだったけど、Noriは愕然として、思い切って、そんなGOLDを押しのけて、「お前たちどうなっちゃってるんだ!大丈夫か!!」と大きな声を出して、アリスの肩に手を掛けて、ゆ~ら、ゆらとおもいっきり押してみた・・
するとアリスが、「ああ、伸び縮みしてたGOLDからNori君に変わって、やっとやさしくなった・・」と言って、意識がもうろうとして、抱きついてそのまま安心したのか眠ってしまった・・

Noriはそんなアリスの姿を見て驚いて声も出なかったけど、とりあえずGOLDはまだそんな姿でも”立って”いたので、彼をベッドに戻すのを手伝った・・

ほんとうに、「なに」が起こってるのか自分でもよくわからなかった・・ そんなこんな二人の痛々しい”想い”にくらべれば、まだ自分の家族の中で「起こってる」ことなんか、大したことのないように想えてきた・・ そしてGOLDが「アリスは今日、睡眠薬を2つ呑んだ。。」ともうろうになりながらも付け加えていた・・



" One pill makes you larger and one pill makes you small.. "

Jefferson Airplane " White Rabbit " & " Alice in wonderland "with "Walt" Disney

(とても”いたいたしい”子供たちの話です・・じつは。)

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidscope No.1

午後になった。
その日の主治医のお医者さんは、アリスの具合がよくなさそうのを看護婦さんからも聞いており、回診の日でもあったから、ついでにGOLDの様子も見る為に、お昼過ぎにアリスたちの”部屋”に来ていた・・

アリスはちょっとうつろな目をしながら、お医者さんが来たので無理矢理、ベッドの上に起こされたが、ちょっとうわのそらでおもーい目をしていた。質問しても、「はい、うん・・・ そう・・」とかしか返事しないので、お医者さんは看護婦さんの方に首を振ながら見て、「今日は睡眠薬をもう一つ追加しておいて。それに”早く”寝かしつけた方がいい。6時頃には。」と指示を出してみた。
そして起き上がれはするけど、髪の毛もぼさぼさのまま頭が痛そうな(*GOLDは髪の毛がふさふさのゴールドの色のふわふわに綿帽子のように広がる猫のような髪をしてたから”GOLD”と名がついた)眼を細くして今でも機嫌悪そうなGOLDを見て、「この子にも早く一つ与えたまえ。」といってまるで全能の神が指示を下々に出しているかのように(そんな風にすくなくとも”アリス”の目には映った・・)言ってからドアから出て行った。(まるで「全能の神」がすべてを救えるような”振り”をしているかのようにね、って。アリスは心の中で想っていたよ、その時。GOLDにも似たような、この人まるでじぶんを”神”のようかに思っているんだろうなって想い、その中の自尊心とヘンな自信みたいなのを同時にかんじとっていた。。)

しかたないので、看護婦さんが5時半ごろに薬を運んできた。
今日はアリスには2つ、GOLDには1つ。
「ひとつずつ飲んだら、6時には横になってね。」そういって、この子達は「ほんとうにかわいそうに。」と「憐み」の表情を露わにして、彼らの方をちょっとみながら宿直室へ帰って行った。

「これ飲む? どうしよう・・」アリスは言った。
「今日はこれを半分こにするわけにはいかないね。」 そうGOLDは答えた。
「うん・・」アリスはどうしても片方は”じぶん”にもらったのを自分で飲まなければいけないことに、多少の”不安”は感じていたけれども、今日はほんとうに”しょうがない!・・”と想って、いつか大人が言ってるのを聞いたことのある、「清水のぶたい」から飛び降りるつもりで、飲もうかと決心がついてきた。。

その間もGOLDはベッドの上で枕の上に寄りかかって座って、両手を前で合わせながらじっとその先の下の方を見つめながら、例のちょっと不機嫌そうな顔で、座っている。

アリスは「じゃ、でも同時に飲んでよ。1個あげるから。」と言ってみたけど、その日のGOLDはめずらしく(というか始めて)同時に呑むことを拒否した。(れいの”薬”は一個ずつ交換は、アリス側に自分から行って、それをぱしっと取って、無言でしたけれど。)今日は、”アリス”が呑んでからじゃないと、自分は絶対に呑まないというのだ・・

本当はGOLDはアリスがこの後、どうなるかが、心配で心配でたまらなかった。
ひとつ交換できないせいもあったけど、2つ同時に呑むのは初めてだったし、アリスの様子もかなり重そうで、こんな時に多めに呑んだら、どうなっちゃうんだろう?・・ってかなり不安になっていた。。その後もしかして、”じぶん”にも降りかかるかもしれない事もかなりアタマをかすめたりしていて・・

the Next Day ..゛揺り返し゛

次の朝のアリスは、ベッドから起きれなくなっていた。
Noriが先に起きて、そんな眠っていると想ったアリスを起こさないように、そっと額にきずかれないようにキッスをしながら、少しそのおでこをやさしく撫でてみて、寝顔を見ながら、ベッドの下に降りて、学校に行く準備をし始めていた。
(昨日のすっかりぐっすりとアリスのベッドでふたりとも眠っているのを見て、看護婦さんが気を効かせてお母さんに電話を掛けておいてくれた。そんなに本当は悪い人達ではない・・)

アリスは、そっとNoriがおでこを触ったような気がして、それで目が覚めた。
そしてGOLDもまた不機嫌そうに、アタマをベッドから少し起こしたまま、じーと横を半分目を開けて向いて頭をちょっと抱えていた。

「もういっちゃうの?ご飯食べていけば?」すっかり目が覚めたアリスはNoriがもう準備が終わって学校に行ってしまうのをちょっと寂し気にみつめていた。。「でも僕の分はないだろう?」ってNori。
「ちょっと看護婦さんに私の分多めにもらうよ。いつもちょっとしか食べられなくて残してるから。」
っていうと、看護婦さん用のインターフォンから、いつもより多めに入れてもらう事を頼んでみた。
GOLDもちょっと気分が悪いようで、向こうでベッドの上で向こう向いて「おえっ・・」って言ってる。

いつもの朝食がベッドに運ばれてきて、アリスとNoriはその上で並んで食べていた。
そして「しあわせごっこ」をしながら、Noriがアリスの口を「あ~ん・・w」と開けさせて、食べ物を口に運んでみたり。Noriはそんなアリスの顔見て(両親がこんな姿を見た事がないこともあって)とっても「しあわせ」そうな顔をしていたけれど、GOLDはGOLDで機嫌が悪い上に、そんな姿を見て「なにやってんだ??」と想って、そんな二人の姿を見て片目で”メンチ”を切っていた・・(そんなこととはつゆしらず・・)

でもアリスがそれに気づいて、「なにGOLD、機嫌悪いの?」って言ってみたもんだから、「そんなことないよ!」と言ってまたふとんをかぶってぶすくれて中に入って行った。。「へんなの。」ってアリスは想いながら。「ご飯冷めちゃうよ。」って言ってもしばらくは出てこなかった。

Noriがいるまでは再び少し元気だったんだけど、学校にもう行ってしまってからは、再度アリスのさびしさが倍増した・・
その上”きのう”の大はしゃぎの”ゆりかえし”が酷くて、(先生がまだアリスには”気分にむらがある”といってあまり激しく何かをやる事を控えるようにも言っていた)気分が気持ち悪い上に、”ど~ん・・”とした”重り”がまるで上からのしかかって行くような気さえしていた。
GOLDもなんとか起き出して、ご飯も少し食べていたが、その後彼も気分がすぐれないらしく、ベッドの上でじ~っと起きているようだったけど、横になっているのがみえた。

アリスも自分の気分もあれだけど、GOLDの様子も気になったので、「・・どうしたの?GOLD・・」って聞いてみたら、そのあとちょっと間をおいて、ベッドの上で横を向いたまま「お兄ちゃんを想いだした。。・・」って言ってた。たぶんアリスはGOLDはとっても今”かなしい”きぶんに浸ってるんだな、と想い、そのまま黙って無言で、ココロの中から感じられる”しずけさの音”を聴きながら、ふたりでそのお互いの想いをひしひしと感じながらも、じっと何も言わず横たわっていた。

そんな時、GOLDが”Sound of Silenceだね。。”って、ぽつりと言ってみた。アリスはそれが何を指すのかよくはわからないけど、今の自分達の黙っている間に心の中から聞こえてくる”おと”なんだろうな、それはって想った。。


"Sound of Silence " Art Garfunkel 

お昼時間が過ぎても、ふたりは起き上がれなかった。アリスは無言でいるとどんどんと”自分の中”に入って行ってしまうようで、余計に気分がおもくるしくなって悪くなって、動けなくなってしまっていた。。GOLDはGOLDで機嫌がすぐれないけど、ときどきパジャマのままで立っては、ギターのスコアの本を探したり、トイレに行ったりしてふらりと部屋からでていったりしたいた。

そしたら中庭でギターを練習している音が聞えてきた。きっとアリスが気分が悪そうだから、部屋で弾くのは遠慮していたかのように。。そして今日は心なしかやさしい曲を弾いているようにもアリスの耳には遠くから聴こえてきた・・

"Yesterday, all my troubles seem so far away, now it looks as though here to stay, oh I believe in yesterday.. "とギター教本にも載ってるその曲を、物悲しげに、GOLDが唄いながら弾いてるのが聞えた・・ そして途中で歌詞を"She"から"He"に換えている ようにも、アリスの耳には聞こえてきた。。"ああ、きっと昨日話してたお兄ちゃんの事を想い出してるんだな・・"と勝手に想いながら・・
そしてこの曲が、アリスの家のオルゴールにもあったことも想い出していた、遠く母親が買って置いていたオルゴールの音楽を。。


 " Yesterday " the Beatles

Seeing you through my Looking Glass..

鏡の中に映る、あなたの姿を見るが好きなのは、きっとそれは自分自身の”真実のすがた”を映してくれているからなのかもしれない。。

I really like seeing You through my "Looking Glass", maybe it is because You reflect the truth in me.. 

2013年5月30日木曜日

The First Session.. in the "Music" Room " Just wanna have fun ~♪♪"

次の日、GOLDに、何か届け物が来た。
これは「お兄ちゃんの、形見のギター」とかなんとか言ったようにも聞こえたが、GOLDにお兄ちゃんがいたとは今まで聞いてはいなかったし、そしてもう亡くなっていたなんて知らなかったと想った・・アリスは、ちょっと黙ってGOLDがそれからそれをどうするのかみていたら、ケースから取り出して、今からギター弾いて唄うから音楽室に行こうとアリスを誘った。アリスもたまに音楽室にここに来る前に習っていたピアノを弾くためにちょっとの時間行ったりとかもすることはあった。
(音楽室はよく”セラピー”に使われるので、使用中のとき以外は空いていれば勝手に入って行ってももあまり普段は何も特に言われなかった。) 

そこでGOLDは、ちょっといじって音を合わせた後(意外と子供なのにしっかりやっててアリスも見直しながら)、ちょっと音を確かめた後に、じゃかじゃかと何かアリスの今まで聴いたことないような曲を弾き出した・・(もしかすると二番目の曲は似つかわないけどビートルズの曲の”アレンジ”だったのかな?って後になってアリスは想った。。)

アリスもそれに合わせて、ちょっと習ってたピアノを合わしてみようと想ったけど、Gのギターは最初は少し物悲しげで静かげな曲を弾いてたのが(一曲目は” お兄ちゃんが”よく弾いてた曲ってGは言ってた・・)でも途中からスゴく激しのに変わっていって、クラシックとはエライ違いな感じになってきて、最初は戸 惑ったけど、今まで”ちゃんと弾きなさい!”と先生に言われてたのが、急にバカらしくなって、途中からいっしょにめちゃくちゃ弾いてたら、それがまたすっ ごく楽しくなってきてしまった!


 Gの最初に弾いてた、アリスにはちょっと物悲しそうに聴こえた曲・・
 Led Zeppelin "Stairway to Heaven"


 そのつぎにとっても物凄く激しくスタートした曲・・
" Helter Skelter " the Beatles from " White Album "

そしてGが唄って弾いてるのに合わせて、途中からピアノの上に乗っかってジャ~~ンプッ!!したり、ふだん「ダメだ!!」って言われてるものを、一杯やってみてとっても楽しくなってきた。

そこへ学校帰りのNoriがアリスに逢いにまたやって来た。(Noriはしょっちゅう学校帰りに「家に帰りたくないから」といいつつアリスの様子を見に来ているが、ほんとうは学校に来れない彼女の事がしんぱいで気になってしょうがない様子。)
 「何やってるの??」って少々面食らったが、「今ロッケンロールごっこ(どっかのお兄ちゃんから聴いてた事のある感じの・・)を二人でやってるの!w」っていうと
Noriも「あ、この間近所のお兄ちゃんにおしえてもらったよ!それで”メタル”っていうのもなかなかよさそうだヨ。じつはそういうのも好きなんだ。♡・・」と、これはそういうのかな?と想って、今回初めてその言葉を二人にはだけは言ってみたりして、ちょっと恥ずかしげに言ってみた。(時は80年代初頭の時代・・)

そしてアリスはまだGが横でまだギター弾いて歌ってるのに合わせて、ピアノの上から、Noriに向かって”ジャ~~ンプ☆♡”して、Noriに下で無理矢理(?)受け止めてもらおうとしてるから、Noriも嬉しながらにもどうしていいのかわからず、自分の上からダイブして飛び込んでくるアリスをよけきれずにふたりして”あっははは~~!!ww”と言いながら倒れ込んだりしていた♡

「お前”パンクだろ~~”w・・」と床にアリスのせいで腰とアタマをぶつけて倒れ込んだNoriは、”パンクつうのは激しいだよ。。”っとまた近所のお兄ちゃんにおしえてもらったことを口にしてみた。(あ、ダイブして飛び跳ねて踊ってるのは”パンク”だと想ったみたい、その時にそれを想いだして・・w)

そんな間も、ふたりを冷たい目線で見ているGはちょっと二人よりは年上ってこともあり、「パンクでもメタルでもどっちでもいいだろ。ロックはロックなんだからさッ!。。」とちょっとまたじゃれ合ってるのにわざと冷たい目線を仕向けながら弾いていたけど、ふたりはそんな事は気にしていないようだった。

「パンク!パンク!w」とかいいながら、跳ねながらアリスがNoriにパンチを繰り出してたら、さっきからの”大騒ぎ”を聴きつけたのか、看護婦さん達が飛んできて”あんたたち何やってるの~~~、それにあなた外部の子でしょ、こんな所で遊んじゃダメよ!!!”ってその部屋の横の方にある「静かに」と書いてある紙を指差した。。
Noriは「テヘ・・」と言いながらも看護婦さんに連れて行かれそうになったが、看護婦さんたちは「全くこれだからこの子達は・・」とアリスとGにあきれてものも言えず、早く部屋に帰るように手をやいていた。

Noriはまた一緒に静かにするなら一緒にいていいと言われ、(「やったのは僕じゃありません」と正直(?)に告白したため(?))また部屋にしずかに話をする為帰っていた。

アリスは、「な~~んだつまんないの!!w折角楽しかったのに・・看護婦さん達わかってくれない。。」って言ってそう想いながら、「また問題児」扱いされてるのにへとへとしていた。。(これでまた”親”になんて言われるかわからないし、「入院期間」が長くなるかも、な~んて思いながら・・)

でもその晩は3人とも健やかに久し振りに眠ることができた。
Noriはその晩、「(両親が喧嘩してる)家に帰るのがイヤ・・」と言ってアリスのベッドの中に隠れて潜り込んで先に眠りにつこうとしていた。アリスの横でほっこりと手を上からまわして安心しながらしあわせそうに。Gは相変わらずちょっとブスくれいていたけどネ♡


                                       
 そしてこんな感じで、さいごはアリスのダイブがさく裂・・
HOLE "The First Session "

”音楽室”では”こどもたち”が生まれて初めての楽器の”ファースト・セッション”をしながら、
ダイビングしたり、おおはしゃぎで看護婦さんもビックリ・・
こんな音楽も演奏していましたよ・・ ^^;(9~12歳の子供のくせにね)

先の想いやられる、こどもたちである・・
( この時のこの子達の姿を見て”この子達はまともな大人になるのであろうか・・”
とかなり心配になったらしい。。w )

( でも私もビートルズの最初に好きになったアルバムがこのへルター・スケルターの入ってる”ホワイト・アルバム”だったな・・(人のこといえんわな・・^^;)))

A Magic Sleeping Pill... makes you wonder..

猫のGOLDは、アリスと同じ病室にいる、病院に”入れられた”たった二人の子供たちだった。
GOLDは相変わらず意地悪だったけど、同じ二人だけの境遇の似た子供たちということもあり、ふたりの中にはふしぎな”仲間同士”の意識が芽生えた。アリスは相変わらずのGOLDのいじわる攻撃に「もう!なんでそんなことばっかし言うのよ!!」と言いながら、しょっちゅういやがってふくれていたが、夜の就寝時間前になると、ふしぎと少し不安になるせいか、誰もいなくて、ちょっと気弱になって近づいてしまう。

そしていつものように”看護婦さん”が二人に”子供用”の薬を運んでくる。

でもこの看護婦さん、ふだんは”やさしい”のだが、このちょっと”歪んでしまった”子供たちには、この看護婦さんの顔が”二重”にみえるようだ・・その”やさし”そうな顔の裏側に潜んだ顔まで・・

「あの看護婦さん、僕たちを殺そうとしているのかもしれない。」Gが言った。

「なんで。」とアリス。

「だってあの人、裏で”ニタニタ”笑ってるように思えるんだもん。」G

そしてアリスは、「だったら私たちのふたりのどちらかを殺そうと企んでるのかもしれないね。。」と二人で「妄想」の世界に入って行く。

親に酷い目にあってこんなところに”いれられて”しまった子供たちは、そう簡単に”大人”達を信用できない。

「お母さんのようにもみえるけど、でも違ってる気がする・・」そう言ったアリスに相槌を打って、Gは「だったら薬をとっかえこして飲もう!」と寝る前に”与えられた”薬を交換することを提案する。

「どっちを殺そうとしてるのかはわからないけど、これで”じぶんのは安心”ってわかるもんね。。」とアリスは言ってみた。
そしてその”よくねむれる”魔法のくすり””(と彼らは読んでいる。朝までまったく記憶がないほど寝られてしまうから。逆に”別”の世界に行って夜中歩き回ってたりしたりとか妄想して・・ネ。)を同時に「いっせいの~で!!」と目を瞑って、相手の口の放り込むことにした。

そしてふたりとも、あんしん(?)して相手の顔を確かめながら、眠ることができた。。
アリスはいつも先に寝てしまう、Gの横顔を見ながら「ああ、今日も大丈夫だった。。わたしの方じゃなかったし。。」と思いながら深い眠りに入ってしまうのだ・・
まるで”深い眠りの世界” にコワい夢をみることのなく、二人の子供は、”Meltして溶け落ちて”行くようかのに・・



"Melt" Siouxsie & the Banshees

(かなり”歪んでしまった”こどもの話で、それを書いてる”じぶん”もかなりコワイです・・^^;))

☆今日の教訓☆
 " and the ones that "mother" gives you
Don't do anything at all.. "

" White Rabbit "Jefferson Airplane

Mean Cat..

アリスは言いました。「私、アタマのおかしい人達となんか一緒にいたくないわ。」

「それはきっと無理だね。」とネコ。
 「ぼくたちみんな頭がおかしいんだ。僕もおかしいし、君もおかしい。」

「なんで私がおかしいってわかるのよ。」アリスはたずねました。

すると猫はこう答えました。
「え、だってでもそれは間違いないね。そうでなければこんなところに来るはずないもの。」

(「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル)



” 「君も僕も頭がおかしい。そうでないとこんなところに来るはずないもの。」猫のGOLD(*以下G)。

アリスの私は
「なんでそんなこと言うのよ!(ほんとはともだちになりたいのに!!・・)」
そして、
「そんなあんたの方がおかしいのに!そんなおかしい人に言われたくない!いじわる猫!!」
と怒って言い返す。

それでもその猫はまだニタニタ私を見て笑っている。

それ木によじ登っていた、同じ病棟にいた少し年上の同年代の男の子だった。。
 
in my "Wonderland.." ”

Alice's Tea party inside the Hospital's courtyard..

白い病院の中庭での”ティーパーティ”

 
” お母さんの”反対”から逃げてきて、わたしとNori君は、”うさぎ”の穴の中に落ちてきた。
そして、今は白い病院の壁が周りを囲った、花の咲く中庭でティーパーティをしている。

" I was invited to the tea party in the White Courtyard.. "

そしてそこに猫のGOLDがやって来た。
私は「お茶をどうぞ。」と薦める。

だけど猫は猫舌なので飲めない・・
そして猫のGOLDはじぶんが「いじわるされた」と思いこみ、アリスにこれからいじわるな事を言い始めてしまう。。本当はそう想ってないのにね  ”

Chasing Rabbits.. dropping down to the HOLE into your memories

Me, Alice with my "first" boyfriend,
" hand in hand ",
escaping from the opposition of his mother 
to get together again in the presence
going back to OUR childhood dreams..
running away and dropping..
" Down the rabbit hole.."

  

・・・そして”穴”の中で、”私”の中の想い出が、
走馬灯のように凄いスピードで映像のように周りで
逆流して映し出されて流れてゆく・・

(そして途中で”彼”は、その映像の”景色”の中に自然と”消えていく”んだ・・)

Jefferson Airplane " White Rabbit "


" One pill makes you larger
And one pill makes you small
And the ones that mother gives you
Don't do anything at all
Go ask Alice
When she's ten feet tall


And if you go chasing rabbits
And you know you're going to fall
Tell 'em a hookah smoking caterpillar
Has given you the call to
Call Alice
When she was just small


When the men on the chessboard
Get up and tell you where to go
And you've just had some kind of mushroom
And your mind is moving
low
Go ask Alice
I think she'll know


When logic and proportion
Have fallen sloppy dead
And the White Knight is talking backwards
And the Red Queen's "off with her head!"
Remember what the doormouse said;
"Feed YOUR HEAD...
Feed your head""


” Wise man ” doormouse.. tells you where to go


My Roses..

Isn't it beautiful to listen to this song in the middle of the night ?
Under the Blue Moon light, there is a rose with light purple petals, a little pinkish..
reminds me of your face in my memories..

 " Blue Moon " You are so beautiful under the moonlight..


 
"~月光~ "
ベートーベン、ピアノ・ソナタ第14番作品27-2より、第一楽章


" Clair de lune ~月の光~ " 
 Debbysy
( * Irish Harp Version )


2013年5月29日水曜日

When the Sun crosses the Moon.. on the opposite side of the universe.

I know now we can only meet when the Sun crosses the Moon,
we live on the opposite side, even though our physical distance is close,
we are just like living on the opposite side of the Universe..

You might be so close, but I cannot touch it..
because we are invisible to each others..

When the Sun goes down, you appear from the opposite side,
when the Moon is in the same sky, the sunshine is just too bright and it blinds my eyes, you are invisible to me..

You're too beautiful in the sky in the middle of the night,I know, while I'm sleeping on the opposite side of the Earth ..
I will never see your beauty again..

We cannot see each others even though we are in the same sky,
or I just can't see it..


Blue Moon, you are too beautiful under the moon light..

When will the Sun meets the Moon next time ?..

Blue moon .. with a white weeping rabbit, shining with a blue light..

Blue Moon shines on you.. with a white rabbit inside

” Blue Moon shines on you,
in the middle of the night,
it shines through your memories inside of you,
in which you thought, you forget completely,
the memories inside which have been sleeping for ages.

A weeping white rabbit sits under the full Blue Moon,
shining like as if it has its own light from inside,
now shining with blue moon light,
a weeping baby rabbit who has been lonely and alone inside you,
abandoned by his own mother,
now he's not alone, he has a company..

memories are blue.. deep sorrow inside shining through the blue moon light..
just flows towards the moon light into the air
I just watch it goes by with my weeping rabbit doll
with all the images behind me..

Blue moon .. with a white weeping rabbit, shining with a blue light..


碧い月の光を浴びて
白い小ウサギが独り泣いている
ひとり母親を探している
「哀しいよ。。」と啼いていた
私の中で

誰も長い間”その”声を聴こうともせず
ずっと一人ぼっちで

真夜中の月の光に照らされて
想い出が照らし出される・・
ウサギは月の光を浴びて蒼白く発光している
まるで自分の中から生まれてくる光のように
碧い月輪の中にボンヤリと輝き出す

私は自分の中にうずくまり、
蒼い月光に照らし出された
その中からあふれ出してくるその記憶の断片をじっと眺めている

もう一人ぼっちではなくなった泣きはらして
目の赤くなった小ウサギを胸に慰めて・・
その「哀しみ」をじっと感じながら・・ ”



" Quasi una fantasia ~月光~ "
ベートーベン、ピアノ・ソナタ第14番作品27-2より、第一楽章

Am I just a " Girl, Interrupted " ?

" Have you ever confused a dream with life ? 
現実と夢の狭間がなくなる感じがしたことがある?

Or stolen something when you have the cash ?
お金を持ってるのに、万引きしたり

Have you ever been blue ?
落ち込んだり

Or thought your train moving while sitting still ?
じっと座っているにもかかわらず、電車が動いているように想ったり

Maybe I was just crazy..
わたしはただ頭がおかしいかったのかもしれない。。

Maybe it was the 60s(80s)..
それは60(80)年代だったせいなのかもしれない。。

Maybe I'm just a girl, interrupted..
それとも私はただ空想壁のある障害を持った”つまずいてしまった”女の子なのかもしれない・・ "

(from " Girl, Interrupted "映画「17歳のカルテ」より 
* with my own translation in Japanese. )


Simon & Garfunkel "Bookends"

Slowly fades away.. ~ into my " Crystal Days "..~

Slowly fades away...
and it starts moving..
"Your" scenery becomes mine.
Your words just invite me to my past,
the past which never really appeared but now it is clearly seen..

Scenery in me becomes yours, into your stories..
then I start rewinding my story with your songs, with my own words..

" Where am I now ? "

" In the deep woods of the people who knows tomorrow.. "
You said with your words, inviting into deep in the unknown forest inside of me.

" Let me know where to go.."

Then I follow your indication .. without fear.. - Cause I know who you are..-


現実と幻想の狭間がなくなる時
”あなた”は自分の詞で、わたしを”誘う”
”あなた”の森の中に、わたしは呼びこまれる
”答えは明日を知る者の森の中にある・・”と。
そして私は”旅”を始める
自分の中にある”森”の中へ
そして”あなた”に道先案内を頼む
”あなた”の事は知っているから、ちょっと迷っても怖くないと・・
一緒について来て貰えるように、その曲を携えながら・・



私の中にある”森”の奥深くへと・・Slowly fades away.. with that song..

Into my "Chrystal Days"..



”途切れたままの記憶の欠片”を探しに行っている”わたし”に。。
I'm just on the way to collect pieces of me in which I have left behind within my memories..


(* Original words in Japanese for this song by "Gazelle"from a Japanese band,called "Asylum", the one I use to listen when I was at teen age..

- Now I put the English translation of this song, because I believe his original words are so beautiful, and I want to express in English, too. -

Original lylics:

”貴方はまだ波間で眠る光
通り掛る想い出は夢の途中

貴方の見た想い出は昨日の彼方
明日を知る者達の森の中

 小さな白い手を差し延べて
宙に舞う悲しみは貴方の
途切れたままの記憶の欠片
貴方はまだ旅の途中...”
 
Translation with my own interpretation..

" You are only just a light which sleeps in between waves.
Memories which pass by is in the middle of the dream.

Your memories which were seen is far beyond yesterday.
In the middle of the woods of people who know tomorrow.

Reaching out your small white hands,
The sorrow floating in space is
a piece of your memories which have been broken up.
You are still in the middle of your journey.. ")

- I sing along this song with my own translation, I guess, it works :) -

"All the stories here are dedicated to my "Crystal Days", 
as fragile as Crystal inside my infancy and adolescence"

Time goes back and forward..

Time goes back and forward inside of me..
The scenery jumps into my past holding to the presence.

I don't know if I'm crazy, or just, it happens to be in me..
However, "It"begun just like this..

It slowly fades away, and the scenery in the presence turns into my "Past".
and the presence becomes my past which existed certainly 25 years ago.
I start hearing your voice and seeing your appearance at the same place we met just about 25 years ago.. in Tennoji, at the staircase of the walking bridge which has been renewed and it fades away in the past..

In the spring wind, makes me feel like as if I was there.. I can feel the slight ephemeral spring smell in the air,, just like 25 years ago..

A tender spring breeze touches my cheek, lingering my ears and going through me gently..

Now I'm in the spring haze, with you, on the bed of cherry blossom petals, and the petals were flowing around us as if it was a gentle spring 花吹雪。



I know you are not there any more, however we spent a night and feel happily on the bed, smiling at each others, in the tender morning light..

Then I slowly wake up.. within my spring dream

- I know we can only meet when the Sun crosses the Moon, we live on the opposite side, even the physical distance is so close.. We can't see each others in real world any more.. -

1st of April 2013.. ”なにか”がまた始まる、”わたしの中”で・・

また今度は4月1日からとても”不思議”な夢に纏わりつかれ、そのthoughtが自分から離れなくなってしまった。

時は逆流する、ものすごい速さで、そしてそれは自分のコントロールできる速さではなく、25年前の”私とあなた” に大逆流して、出逢った”その日”からまたその”物語り”は紡ぎ直される・・
そしていつしか”現実”はその場所に行った時からその時の”場面”と重なって、再び私達は”出逢う”のだけど、いつしかそれは、”私とあなた”の両方の感情が初めて入り交ざり、”本当にこれは私なのか?”どうかわからない程、自分の感情がまるで消えていくかのように、まったく昔と同じ場面なのに、あなたの気持ちのようなものが入って来る・・ そしてその時の”音楽”が流れてきて、まるで私の聴いてことない、もしくは今までなんとも想わなかった”音楽”が流れ出して、私の中でその歌詞を唄いながら、”泣いている”のだ。 「私は一体誰なの?」って。支配された気持ちが自分のものではないことを、また再度確認しながら、その”気持ち”と自分の気持ちを分けて考えるようにしたら、かなり楽になった。

まるで「confession」のように、”彼”の気持ちを子守唄のように聴くことにしたら、大分と楽になって来た、「ああ、そうか、そうだったのか・・」って。ごめん、今まで一度もそんな事考えたことなくて・・あなた側の気持ちなんて・・


”さくら”の舞う季節の中で、わたし達はまた再び夢の中で出逢った・・



”それ”は、春の儚い夢となり、私の中で蠢き始める・・

そしていつしか”物語り”は再びまた始まった・・”わたしの中”で ”過去”を見直しながら。。