2013年5月31日金曜日

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidscope No.1

午後になった。
その日の主治医のお医者さんは、アリスの具合がよくなさそうのを看護婦さんからも聞いており、回診の日でもあったから、ついでにGOLDの様子も見る為に、お昼過ぎにアリスたちの”部屋”に来ていた・・

アリスはちょっとうつろな目をしながら、お医者さんが来たので無理矢理、ベッドの上に起こされたが、ちょっとうわのそらでおもーい目をしていた。質問しても、「はい、うん・・・ そう・・」とかしか返事しないので、お医者さんは看護婦さんの方に首を振ながら見て、「今日は睡眠薬をもう一つ追加しておいて。それに”早く”寝かしつけた方がいい。6時頃には。」と指示を出してみた。
そして起き上がれはするけど、髪の毛もぼさぼさのまま頭が痛そうな(*GOLDは髪の毛がふさふさのゴールドの色のふわふわに綿帽子のように広がる猫のような髪をしてたから”GOLD”と名がついた)眼を細くして今でも機嫌悪そうなGOLDを見て、「この子にも早く一つ与えたまえ。」といってまるで全能の神が指示を下々に出しているかのように(そんな風にすくなくとも”アリス”の目には映った・・)言ってからドアから出て行った。(まるで「全能の神」がすべてを救えるような”振り”をしているかのようにね、って。アリスは心の中で想っていたよ、その時。GOLDにも似たような、この人まるでじぶんを”神”のようかに思っているんだろうなって想い、その中の自尊心とヘンな自信みたいなのを同時にかんじとっていた。。)

しかたないので、看護婦さんが5時半ごろに薬を運んできた。
今日はアリスには2つ、GOLDには1つ。
「ひとつずつ飲んだら、6時には横になってね。」そういって、この子達は「ほんとうにかわいそうに。」と「憐み」の表情を露わにして、彼らの方をちょっとみながら宿直室へ帰って行った。

「これ飲む? どうしよう・・」アリスは言った。
「今日はこれを半分こにするわけにはいかないね。」 そうGOLDは答えた。
「うん・・」アリスはどうしても片方は”じぶん”にもらったのを自分で飲まなければいけないことに、多少の”不安”は感じていたけれども、今日はほんとうに”しょうがない!・・”と想って、いつか大人が言ってるのを聞いたことのある、「清水のぶたい」から飛び降りるつもりで、飲もうかと決心がついてきた。。

その間もGOLDはベッドの上で枕の上に寄りかかって座って、両手を前で合わせながらじっとその先の下の方を見つめながら、例のちょっと不機嫌そうな顔で、座っている。

アリスは「じゃ、でも同時に飲んでよ。1個あげるから。」と言ってみたけど、その日のGOLDはめずらしく(というか始めて)同時に呑むことを拒否した。(れいの”薬”は一個ずつ交換は、アリス側に自分から行って、それをぱしっと取って、無言でしたけれど。)今日は、”アリス”が呑んでからじゃないと、自分は絶対に呑まないというのだ・・

本当はGOLDはアリスがこの後、どうなるかが、心配で心配でたまらなかった。
ひとつ交換できないせいもあったけど、2つ同時に呑むのは初めてだったし、アリスの様子もかなり重そうで、こんな時に多めに呑んだら、どうなっちゃうんだろう?・・ってかなり不安になっていた。。その後もしかして、”じぶん”にも降りかかるかもしれない事もかなりアタマをかすめたりしていて・・

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