GOLDは相変わらず意地悪だったけど、同じ二人だけの境遇の似た子供たちということもあり、ふたりの中にはふしぎな”仲間同士”の意識が芽生えた。アリスは相変わらずのGOLDのいじわる攻撃に「もう!なんでそんなことばっかし言うのよ!!」と言いながら、しょっちゅういやがってふくれていたが、夜の就寝時間前になると、ふしぎと少し不安になるせいか、誰もいなくて、ちょっと気弱になって近づいてしまう。
そしていつものように”看護婦さん”が二人に”子供用”の薬を運んでくる。
でもこの看護婦さん、ふだんは”やさしい”のだが、このちょっと”歪んでしまった”子供たちには、この看護婦さんの顔が”二重”にみえるようだ・・その”やさし”そうな顔の裏側に潜んだ顔まで・・
「あの看護婦さん、僕たちを殺そうとしているのかもしれない。」Gが言った。
「なんで。」とアリス。
「だってあの人、裏で”ニタニタ”笑ってるように思えるんだもん。」G
そしてアリスは、「だったら私たちのふたりのどちらかを殺そうと企んでるのかもしれないね。。」と二人で「妄想」の世界に入って行く。
親に酷い目にあってこんなところに”いれられて”しまった子供たちは、そう簡単に”大人”達を信用できない。
「お母さんのようにもみえるけど、でも違ってる気がする・・」そう言ったアリスに相槌を打って、Gは「だったら薬をとっかえこして飲もう!」と寝る前に”与えられた”薬を交換することを提案する。
「どっちを殺そうとしてるのかはわからないけど、これで”じぶんのは安心”ってわかるもんね。。」とアリスは言ってみた。
そしてその”よくねむれる”魔法のくすり””(と彼らは読んでいる。朝までまったく記憶がないほど寝られてしまうから。逆に”別”の世界に行って夜中歩き回ってたりしたりとか妄想して・・ネ。)を同時に「いっせいの~で!!」と目を瞑って、相手の口の放り込むことにした。
そしてふたりとも、あんしん(?)して相手の顔を確かめながら、眠ることができた。。
アリスはいつも先に寝てしまう、Gの横顔を見ながら「ああ、今日も大丈夫だった。。わたしの方じゃなかったし。。」と思いながら深い眠りに入ってしまうのだ・・
まるで”深い眠りの世界” にコワい夢をみることのなく、二人の子供は、”Meltして溶け落ちて”行くようかのに・・
"Melt" Siouxsie & the Banshees
(かなり”歪んでしまった”こどもの話で、それを書いてる”じぶん”もかなりコワイです・・^^;))
☆今日の教訓☆
" and the ones that "mother" gives you
Don't do anything at all.. "
" White Rabbit "Jefferson Airplane
☆今日の教訓☆
" and the ones that "mother" gives you
Don't do anything at all.. "
" White Rabbit "Jefferson Airplane
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