花びらの行方は
誰のものとなく
風に吹かれて
土にかえり
人知れずまた
原型を忘れて
川面に映り
流され
はたまた
その旅路を
その木の根元に
宿らせるものもありと
果ては皆
土にかえる・・
また別の花を咲かせる為に
別の花の幹の根元に横たわり
またこの世の現世にまた”春”が来ることを
夢見て眠るのであろう・・
”花の運命”は輪廻のように
幾世も
”散っては、また咲いて・・”
繰り返される・・
儚い生命(いのち)の灯を
散りゆく花の
運命にも似て
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