「時計の針」を戻してみると、
物凄い「スピード」で追いかけてくる
「秒針」。
そしてその「時間の渦」の中に
否応なしに
「吸い込まれていく」「自分」と
「記憶」の「逆流」・・
私は自分の意思とは関係なしに、
時間の渦の
自分の記憶の奥底までに吸い込まれていく・・
ずっと「時間の針」を戻すことが
怖かった・・
「私」がかつて「そこ」に「存在」したことも・・
そして私はその自分の「存在」した時間さえも
「すべて」消し去った・・
「もうあそこには後戻りしない」と誓って・・
「その周りにいた」人々さえも消し去った・・
「時」は過ぎて、
「私が大人になった時」にまた「もう一度」逢いたい、と想っていた人に
「逢い」に行った・・
もう彼は「そこ」にはいなかった・・
「今」という時間の中には・・
でもかくじつに「そこ」には存在した。
そして私は今その逆流する時間の中に身をゆだねて、
また「過去」の私に戻ろうとする・・
私の「見えなかった」ことが「見えてきた・・」
「そんなに」昔にあった事を
まるで「今」のように想い出す。
「ああ、きっと私の想ってたこととは違うかったのかも・・」
「誰にも」相談しなかったから
わからなかったのかも・・
私は記憶の断片の欠片を拾い集めて
「答え」のわからなかった「ジグソーパズル」の「想い出」を完成させようとする・・
「ああ、そうだったのか・・」
そんな気がした・・
「心の底」から聞えてくる声。
それは「私のもの」なのか「あなたのもの」なのかわからない。
でも確実に「私たち」は「その場所」に「同時」に「存在」した。
「手放したもの」はもうもどらないけど・・
「私が確実にそこに存在し」、
そして今も逆流した時間から、
「現在の私」も存在することを
「実感」できたような
そんな、「予感」。。
一度時計の針を「いっぱいまで」もどしてみたら
また現代の私の時間が動き出した。
本当の「過去」を見つめて
戻ってみると、
「うしろ」を振り返らなかった「時間」が取り戻されてまた、
「前」に進めるようになることを
「いままで」
「しらなかった」よ・・
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