さいきんの”Nori”君は、
”Alice”の夢をよく見る・・
ときどき”うなされてる・・”こともあることが
あるのだけれど。。
今日のアリスは、
”今”のアリスだった。。
とつぜんアリスは、
「ねえ、Nori君、
アリスね、さいきんやっと「ママ」になりたくなってきた。。」と
Nori君をその大きな瞳をうるうるしてるように、女神のようなステキな微笑み顔で言って来た。
Nori君はそんなアリスを見て
「やっと、僕の夢がかなう☆!!!(チャンス到来!!)」と想ったのか、
すぐさま、
「じゃ、エッチしよう!!」っと言ってしまった。
のでアリスが、
「えええ~~~!!!」って言ったもんだから、
Nori君は
「(なんでそこでえええ~、なの?? またおちょくられてるのかな。。)」と
心配になって来ているのをよそに、アリスは、
「(また、そんなところで、すぐそんな風に言う・・ ムードもへったくれもないんだから。。)」と
”昔”とまったく変わらない、大人になった”Nori”君にあきれて物も言えなくなった。。
「(Nori君は、なんでも自分の気持ちを言うのが下手くそで、なんでも”ストレート”にいいすぎちゃうんだから・・)」
そんな”女の子”の気持ちを未だにまだNori君はいい年こいてもわかってないらしく、
「(え~~~い!・・ また”ウソ”だったのか!・・)」と自暴自棄になりかけていた・・
アリスはアリスでそんなNori君を見て、
「(Nori君のつき合ってた人は、そんなこといってもすぐOKするような人ばっかしだったんだろうか?・・・)」と
「一体どんな女とばっかしつきあっとってん。」と頭の中をかすめた。。
「イヤじゃないんだけどね・・」
また”どこか”で聞いたようなセリフが繰り返された。。
そんな”デジャブ”のようなセリフを聞いてNori君は
「ええ~~い、またおちょくられた!!」って
泪がじょじょーとまた大粒にこぼれそうになったが、
もう”いい大人”だったので”それは”こらえながらも、
今度は
「じゃぁ、キスしてよ。」と
少しふくれながら、今度はあきらめずに聞いてみた・・
するとアリスは「目」が「点」になって
想わず「ぶッ☆」と噴き出しそうになったけど、
「まるで”女の子”みたいだな・・ww」と
昔
「パパになりたい♪」と”ダダ”をこねていた
Nori君を想い出しながら、
「じゃあ、キスはしてあげるよ♡・・」と
そんなNori君の額に顔を持ってきて、ちゅーをした。。
するとNori君は
「そんなんじゃないのに!!!(そんなんじゃ”子供”は生まれないよ!!じょじょー・・)」と
悔し涙をながしそうになっていた。
でも、
「Nori君って甘えたがりだよね。」と
意外な言葉をアリスが発したためか、
なんだか”全身”のチカラが抜けそうになった・・
「期待した俺がまた間違いだったのか・・」とNori君は想いながらも
「Nori君って、ママっ子だから、本当はあまえたいんでしょ?」って
アリスがちょっと笑いながら、くすくすと可愛く言った。
するとNori君は、自分は1人っ子で、じつはお母さんに甘えたかったことを
なんだかアリスに悟られてるようで、”はずかしく”なった。
「Nori君のお母さんって、しっかり者だもんねw」というと
すなおに「うん。。」って言葉が出た。
するともう「このさい!」と想って、
アリスが、「じゃ、なにして欲しいの?」ってクスクス笑いながら聞いたので、
「膝枕して!!」って言ってみた。
(Nori君はアリスに膝枕されるのが異様に好きだった。とっても”落ち着く”し。)
「じゃ、いいよ♡」ってアリスがやさしく言って、
膝を曲げてソファーの上に座った。
Nori君は、そんなアリスのいるソファーの上に上がって
「アリス」の膝の上にそっと、”あたま”をのせた。。
するとアリスはそんなNori君が”いとおしく♡”なって、
まるで「母親♡」のような気分になって、
Nori君の髪の毛を撫でていた・・
するとNori君は顔がやたらと自然ににやけてきて、
そのまま「しあわせ」な気分に浸ってすやすやと眠ってしまったんだ・・
そして「朝」が来るまで、Nori君のきぶんはその「しあわせ」なままだった。。
そしてほんとうに「朝」が来た時、
Nori君は、
「今日はしあわせな夢だったな・・」
そう想って、窓から差し込む「光」を”細目”で見ながら、
夢の国からめざめるのであった。。