2013年9月8日日曜日

「猫少年」・・あらわる。 その5:ごはん

「タオルにくるまれた」

その下で

私はじぶんのあたまを

「少年の」頭の額の上に

「おしつけて」

「それ以上」

悲しくならないようにと

「よけいに

ぎゅっと」

してあげてたけれど。。


やはり「かなしくて」

「こらえ」きれなかったのか

しばらく

「ひっくひっく」と

「嗚咽」しながら

「私の胸の中で」

泣いていた。。


でもしばらくたつと

「ひとだんらくして」

「きもち」も

落ち着いて来たのか・・

「しぜんに」

肩の嗚咽感も

なくなってきて

それは

「消えて」

いった。。


「ごはん食べる?」って

「やさしく」言ったら、

「うん・・」って言って、

「泪を拭いて」答えた・・


すこしごはんが冷えてきたので

「もう一度」

温め直して

あげた。。


「少年」は

ちゃぶ台の前で

「ちょこん」と座って

「はずかしげに」

手を前の方に

自分の膝の方にやって

うつむきかげんに

「座っていた・・」

ちょっと顔が

気持ち

風呂上りで「赤くなって来てる」ようだった。


口数少なげに

座っていたから

「どうぞ、召し上がれ」って

言ってみた。。

すると「私まで」

なんだかさいご

「声」がかすれてしまった・・


「・・いただきます。。」と言って

ひさしぶりにもつ「はし」を持って

いっしゅん「どうやってもつんだったかな?」と

おはしの握り方を

確かめてたけど

またすぐに「想い出して」

ごはんとおさかなとのりを「かき混ぜて」

食べだした。。

「あ、たまごもあるよ。。」

とおぼろ月風になった

たまごも

「しょう油」もかけて

「あげた」


そうすると少年は

それを「かきまぜて」

一所懸命

ほんとうに

「おいしそうに」

「猫みたいに」

食べていた・・

(ああ、そうか・・いつもこうやってあるものをみんなかき混ぜて食べてたんだな・・って想って・・)


「ほんとうに、温かいご飯を食べるのは

ひさしぶり・・」と言って、

冷えた「胃に」

本当に久しぶりに

「あたたかい」ものが

流れ込んだように、

「じぶんの」

内側から

「あたたかいもの」を

ひさしぶりに

「感じれるように」

なったかのように、

顔に「あんどかん」が広がっていった。。


ときどき無性に「食べるのを」

「やめて」

ぽかん、と「それに」浸るように

空中を

みつめていたけれど。。


「おいしい。」って

まるで噛みしめるように言って・・・


でも「それは」

いつも

「街角」で見る

少年の

「頑なで」

心を閉じた

冷たい

悲しみをこらえてきた

「かお」ではなく、

ひさしぶりに

ほんとうに

「温か味をかんじた。。」

「よろこびに」

満ちた

「顔でも」

あった。。

0 件のコメント:

コメントを投稿