2013年6月20日木曜日

What happened ? - " In My Wonderland " No. 20-

”GOLD”が”おしおき”されてから、1週間が経った。。

Noriも”あれ”以来、アリスのところにはやってこない。

いつもより、とっても”静かな”一週間だった。

なんだかんだ言って、いつも”何かしら”アリスの周りには、彼女の”お母さん”が亡くなるちょっと前から”いろいろ”と”続いて”いたので、”何もない”のが逆に”コワくて”、”また何かが起こるんじゃないか・・”、、って彼女の心を不安に駆りたてもしていた。けど、そんな事は、だれにも言わなかった。。

ふつーに、絵本を読んだり、物語を読んだり、絵を描いたり、詩を書いたり・・ ちょっとじっとしていたら、雨も暫く数日降ってたりしたので、今や”家の中”の病室で、自分の世界と”一緒に”過ごしていた。
GOLDも”あれから”あまり口をきかないし、ちょっとずっとそれから静かにじぶんの中に沈んで”物想い”にふけってるようでもあった。

アリスは、”あ、まあじぶんもそんな時あるし・・”って、GOLDがそんな様子でもあまり気にも留めずに、”そういう時は、ほっておいた方がいいから・・”って、内心想いながら、GOLDが人と話したくなるまで、放っておけばいいかな、って本当は内心気遣っていた。。

あんまりにも、”この間”の事が、”しょっきんぐ”な事もあり、あんなにアリスが好きだった、"Nori"の存在さえも、”その時期”は忘れかけてしまう程だった。。


そしたら、”急に”Noriが部屋に入って来た。。

それも”とっても”大きなリュックサックを持って。。

アリスは、あまりにもまったりして、ベッドの上で絵本を読んで、自分の空想の世界にも”いざなわれそう”になっていた時だったので、そんなNoriの姿が急に、ドアが”ドタン、バタンッ!・・”といつもより、強い調子で開けられた上に、Noriのそんな姿が目に入って来たので、”何事か!?・・”と想って、一瞬目を疑った・・

「。。Nori君、どうしたの?それ・・・ 」アリスは、一瞬現実かどうかわからない程にその光景を見つめていたけど、Noriが「・・うん、オレ、家出しようと思うんだ!・・」って言った時、何が何だか、頭の中が”行ったり来たり”してわからなくなってきた。。( そして「そういえば、この間、”結婚しよう”とか何とかいってた、ってこともそう言えばこの時、「ふ」と想い出してた・・・ 」 )

「・え?・・・」って言った後、どういうことか暫くはわからなくなっていたけど、
GOLDもそのNoriの言葉に反応して、すぐさまピクッ、としてから読んでた本から顔を上げて、Noriの顔をちょっとビックリした視線で見て、「・・何があった?」ってちょっとNoriの様子をうかがって、恐る恐る聞いてみたけど。。(いつもは”こういう”質問は、アリスがするんだけど、”代わり”にしてくれたみたい。。)

いつもはこの”3にん”の中では、”温厚”でいつもアリスやGOLDまでもの”かなしみや痛み”を受け止めて、一緒に”かんじて”くれてる役のNori君なのに、、、。
今日は様子がいつもよりはガラッとかわって、とてもめずらしく、その”感情”を抑えれなくて、”あらわ”にしてるようだった。。
そんな”姿”のNoriは初めて見たけど・・と、アリスは想った。。

よく見ると、その目は悔しさのせいか、涙が潤んできていて”赤く”なって来ていて、アリスの瞳には
なぜか”右頬”の上の方も赤く腫れているようにもみえた。。

そこでアリスはいつものように、「 ・・・どうしたの?その右頬・・・ 」って、
やさしくNoriの赤く腫れたように見える頬をさわろうとしたら、
「・・やめろよ!」って言って、アリスに対して、ぱしッとその手を振りほどいた。。
アリスは、「 ・・・・こんなことって、今までなかったのに・・ 」って想って、いつもとっても”やさしく”て、アリスに対しても周りに対しても「がまん」して、自分の感情をできるだけ”表に出さずにじぶんを”ささえてくれてるNori君が、、でも今日は、そんなNoriが、その自分の感情に自制ができなくて、”戦ってる”ようにもみえた。。

そしてそんな風にアリスを振り払ったことも、苛立ったみたいに、唇をかみしめながら、床に降ろしたその大きなリュックの紐を握って、視線を落として床の方を見ていた。。

暫くちょっとはショックだったんだけど、GOLDもそれを見て、”吃驚”したような顔して、そんなNoriとアリスの方を見つめていた。。

「 ・・何があったか話してみろよ。。 」 いちばん”年上”のGOLDが口火を切った。。

しばらくNoriは”そんな自分が”悔しくて、一瞬しばらくは下を向いていたけれど。。

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