2013年8月1日木曜日

These boys are..

昨日

たまたま

”フラメンコ”のレッスンの前に

宗右衛門町を通ったら

ホストの

始業前の買い出し時間に当たったみたいで

猥雑なビルの中から

男の子たちがいっぱい出てきた・・


なぜか私が一瞬立ち止まった時に出てきて、

ふと見たら

向こうもちょっとハッとしたようにみてたけど

そのまま”通り過ぎた”・・


そして彼らは近くのコンビニに入っていって、

また通りすがりにちらっと覗くと

奥にいた”別の子”と目があった・・


ふっと目をそらして

その場を足早に通り過ぎたけど・・

そっか「こんなところにいたんだ・・・」

そんなかんじ。。


彼らは

他の街で見る

いやらしい目をして

客を勧誘している

オオカミみたいな

ホストとは違って

もっと繊細で穏やかで

静かな目をしている・・


まるで

私が

25年前

あの歩道橋の上であった

あの子達を想い出す。。


色とりどりの

”あたま”をした

パンクスやメタルの格好をした

10代の頃、

いまで言う、あの当時もすでに

”最先端”の格好をしていた子達。。

でも学校をそれぞれにやめて

”社会の中”で

”行き場がなくなって”

”あそこに”たむろしていた・・


なぜか

”彼ら”を見ると

当時の

”あの子達”を想い出す。。


歩道橋の上で

無邪気にまだ

明日のない明日に向かって

”一歩”踏み出そうとして

”欄干”の向こう側に立って

”綱渡り”を

していそうな。。

みんな線が細くて「きれいな」子達だった。。

すごく色んな言葉を

「掛け合った」よね。

その当時。。


私も一緒にそこで

おもしろがって

その子達と一緒に

欄干の外で”綱渡り”をしようとするんだけど

”あの子”が助けてくれた。。

”そこにいると危ないよ。。”落ちる”よ。。”って。

他の子達も

そういえば、

私を助けてくれた。。

私に他の”声”を掛けて。。


でも皆無邪気なんだけど

”まだ”きづいてない。。

自分達が”その先”どこに行くのか。。


”あなた”は私の手を取って

”そこから”

救い出してくれた。。

「お前は、そんなところにいてはいけない。俺たちのようなところに居ては・・

お前は”そこ”にくるなよ。。」って

”押し戻して”くれた。。

しずかにやさしく

わたしの「手を取って」


わたしの学校外であった

「ほんとうのともだちたち。。」

みんなほんと尖ってるけど、とっても繊細で

やさしくて

傷ついた心を持った

寂しい目をした子達の

集まりだった。。

「だから本当に人の気持ちもわかってくれた。。」

話を聞いてくれて・・

そして私も彼らの

「哀しみの」こころの声を聴いた。。


そして

みんな

”バカ”がつくほど

正直だったんだ・・

じぶんの気持ちに対して・・

だからはみ出しても

また

社会に戻ることは

できなかった。。

あの時

「そう断ち切ってしまった」から。。

みんなと一緒に

桜の季節までいて

「お別れを」

いうこともなく。。

「卒業アルバム」には載ることがなくて・・

ただひとり、「その場」から

立ち去ってしまった。。


もうきっとあなたは

「元に戻ることはできない。」と

わかっていたから、

「私にはそうならないように。。」って

一所懸命

「じぶんと逆の方向に」

手招きしてくれた。。

「学校に戻る」って

いったら

「とってもまるで自分のことのように」

喜んでくれてた。。

もうそれから

ちょっとして

そうしたことで

「私が目の前から」

いなくなってしまうことに

気づかずに。。


あの子達を見ていると、

まるで

あの25年前

橋の上でたむろしていた

あの子達を想い出す。。

「寂しい目をした」

パンク”キャッツ”・・

「ほんとうはとてもいい子達だったんだよ、あの子達・・」

ただ生き方を知らない、

”不器用な”だけの

子達。。


今もまだ

この世の中に

いるんだね。。

”そういう子達が・・”


あなたはまだ

そんな私の方を見て

「お前はそこにいろよ。

俺が本当に愛したんだから、そこにいてくれ。

お願いだから、

こっちにくるな。。」って

言ってるような気がしたよ・・

”その子達”を見ている時に・・

まるで

その時の”わたし達の”子になってるような

歳の子達・・

「まるで母親のように」なって

”彼ら”を見守っていた・・


”あなたたちのお父さんたちのようにならないで

ちゃんと先を見て生きてね。。”

って。。

こころから叫んで・・



色彩々な姿をして

当時”テレクラ”のティッシュ配りをしていた

”あの子達”が

いま、その子達の姿になって

”ママ、ママ、本当は僕はこんなところでは

働きたくないんだよ。。”って

まるで言っているような。。

そんな気が

して。。


(ああ、そうか、やっぱりあそこは”キャッチ”はしてないんだ。。よかった。”する必要が”ないから・・)

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