男の子
「君の名前はなんていうの?・・」
私
「アリス・・・」
男の子
「それはもう聞いたよ。 ほんとうの名前をおしえてくれないかな?・・」
私
「・・・・・ あなたも”猫”なんでしょう?・・」
男の子
「・・・」
私
「私あなたと話してると、なんか今”くにゃくにゃ”の心臓に触ってる気分よ。。 ほら、なにも感じないわ・・」
男の子
「ほんとだ、なにも感じない・・」
私
「おかしな気分ね。痛くもなんともないわ、あなたと話してると・・」
男の子
「まるでセルロイドの人形になった、自分の体の心臓を触ってるような気分だね・・お互いの。。」
私
「あなたは私でしょ?だから触れないのよ、お互いの体を。じぶんのを感じているだけだから。。」
男の子
「でも僕は君がずっと存在していると信じていたよ。 いや”存在”して欲しいと願っていただけなのかもしれないけど・・。」
私
「私あなたの想像の産物なのかしら? ここに生きてるのに・・」
男の子
「ふしぎな気分ね。。」
私
「そうね。。 私たち、”なにもの”なのかしら。。」
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