男の子
「歌ってごらんよ。。」
私
「なんでそんなこというの? なんで?」
男の子
「”その声”を確かめたいから。。
いつか”風”の中で叫んでたその声を・・」
私
「私風の中で叫んでたの?」
男の子
「遠く嵐がやって来る時に、
いつも聴こえた・・”その声が” 嵐のやって来る音にまみれて、
雷や稲妻にかき消されていたけど、”確かに”その声が聞こえていたんだ・・
僕の耳には・・ 」
私
「おかしいわね。。 あれは”嵐”が通り過ぎる時には、”誰にも聞えない”と想って、
”嵐”の中心に立って、叫んでいたのに・・」
男の子
「僕の耳には聞こえたよ。。 君の声が。たしかに、”音楽”と一緒にね・・ 」
私
「私、その”音楽”を聴きながら、心の中で”叫んでいたのかもね・・”・・」
男の子
「そうかもしれない・・
僕もよく叫ぶよ。。 ”嵐の中で”同じくらい負けないくらい・・ 」
私
「・・・・」
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