”ゲート”に立って、重いわたしの”扉”を開けてくれた、
”ふたりの男の子たち”が私の”夢”の中で話している。。
彼らは見た目も”そっくり”で
華奢でしなやかで細い体に、長い光に透けるような、ゴールドのうつくしい髪をしている。。
(でも少し違うんだ・・じつは。。それぞれに。)
ひとりが空中に向かって叫んでいた。。
”金切り声”で
”ある”女の子の名前を。。
彼は
”彼女が彼にやったこと。。”を今でも覚えていて、
忘れずに許されずにいる。。
ずっと心の中で・・
そしてその美しい瞳には、ベネチアの劇場にあるような、
金色の装飾がされた美しい布製のビロードのマスクがされている。。
”そして彼女”の名前をその”想い出”の中に向かって
金切り声で、
叫んでいるんだ。。
そしたら”もうひとり”の男の子が話しかけた。。
さいしょこの男の子は、(”じぶん”だと想って・・)この子が誰だか
”その声”に気づかなかった様子。。
「もうきっと、叫ばない方がいいよ。。
きっともう”その声”は彼女には届かないから・・」
木陰から出てきたその”声”に
さいしょは”ビックリ”した
「お前はだれ?・・」
「・・ なんでそんなこと言うの? 俺に対して。 誰だお前は。。」
そう言っても、”もうひとり”の男の子は返事をしない。。
「”ぼく”は”君”を知っているのかな?・・」
、とちょっとさっきよりは”やさしい”口調で言ってみた・・
するとその”声”は返事をした。。
「いや、君と僕とはじっさい、逢ったことはないよ。。夢の中でしか・・」
するとその男の子は聞き返した、
「え? ・・それって、”誰”の夢でだい?・・」
もうひとりの子、
「・・アリス、っていう女の子の夢の中・・ 君とは遭ったことはあるよ。。ぐうぜん。。」
すると男の子は、
「君はアリスを知っているの?・・」 って聞いてみた・・
もうひとり、
「うん、でも本当はよくは知らない。”逢ったことは”あるけれど・・じっさいには。。
”君”のようには・・ね。。
君と”逢ったのとほぼ”同じ時期に。。」
男の子
「君は彼女の”本物のおとこ”なのかい? ”あの時”に”同時”に存在していた・・ 」
もうひとり
「ううん。。。そんなんじゃないよ。。 ただ”知っていた”だけ。。その”存在”を。。”その時”に。。」
男の子
「なんでそれなのに”彼女”を知っていた、っていうんだい?」
もうひとり
「ただ”僕たち”は、自分たちの中でいろんなことを”共有”していただけ。。
だから知る必要ななかったんだ。。 お互いに・・ よくは知らないけど”知っていたんだ”。。
君と僕のように。。 そして君と彼女のように。。”何か”が僕たちをつなげているから・・」
男の子
「言ってる”意味”がわかんないんだけど。。 僕たちは”知っていたけど、知らなかった”。。
”知らなかったけど、知っていた”ってこと???・・ 」
もうひとり
「ま、そう言うこと、になるかな。。 ”平たく言うと・・・”。」
さいしょ叫んでいた男の子は”叫ぶ”のをやめて、
この自分に見た目が結構”そっくり”な男の子をみて
さいしょ”仰天”していたけど、(あまりにも”自分と似ている”気がして・・)
でもだんだん話して行くうちに、”じぶんとは違う・・”ことを意識するようになって、
”彼の話”におもしろくなってきて、そしていつしか”興味”を持つようになってきた。。
(つづく・・)
こちらの英語版は下の過去ブログでみることが出来ます。
(*こちらのストーリーはそちらをベースとしています。)
This story is based on the story in my previous blog
called ""Two Boys "at the gate, talking.."
- you can check it out in this link below.. -
http://mthroughthelookingglass.blogspot.jp/2013/06/two-boys-at-gate-talking.html
( However, there is a little modification in this Japanese version.. but the story is the "same"..)
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