2013年7月20日土曜日

鏡の中の白ウサギ・・



「ねえ、月夜の晩は何をしてるの?」

男の子

「?」



「私は、月の光の下で、部屋の電気を真っ暗にして、月明かりに照らされて

その下で満月の月を見ながら座っているのが好き。。

まるで、自分が発光した白兎みたいになって・・

青い光の中で、昔の想い出が、

映画のフィルムの切れ端みたいになって、そこらじゅうをふわふわと

飛び回るの・・

”おぼえてないこと”まででてきて、

とってもきれいよ。」

男の子

「なんでそんなことするの? 君はうさぎじゃないだろう? 」



「あなただって、ほんとうは猫じゃないじゃない? ほんとうは・・」

男の子

「そんなこと、どっちだっていい。。 君は女の子だし、男の子でもないんだし・・」



「私たちってふしぎよね、”想い出”を共有している・・

まるで”鏡の中”のともだちみたいに。。。

あなたとっても”白兎”に似ているわ。。

光を当てたら、ほら、真っ白よ。。」

男の子

「僕にも昔の想い出がみえるかな? もう忘れてしまった、”昔の想い出の”ことを。。」

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